憧れのDMZ
DMZ観光に行く。
かつて北朝鮮側から軍事境界線をのぞいた僕と嫁さんにとっては、南側からの軍事境界線はぜひとも行ってみなければならない場所であったのだ。
朝、ホテルで観光業者のクルマがピックアップしてくれる。参加者全員をピックアップしてクルマは軍事境界線に向かってひた走る。道中、ガイドが朝鮮戦争の話とか、北朝鮮の策略の話などをしてくれるが、北朝鮮に関する解説は間違いが多い。悪いが、北朝鮮に関しては僕らの方がはるかに専門家だ。しかし、このことをガイドに言うと面倒くさそうなのでダンマリを決め込む。途中、板門店に行ったことはあるか?と聞かれたが、まさか北朝鮮側からは行ったコトがあるとは答えられなくて「微妙、、、」と回答してしまった。(>_<)ゞ
DMZ観光は意外にもアメリカ人(在韓米軍関係者)に人気があって、この日のツアーも日本人より圧倒的にアメリカ人参加者が多い。軍人はやっぱりこ〜ゆ〜ことに興味を持つのだろうか? 彼らにとっては朝鮮戦争も当事者であるわけで、いまだに韓国に駐留している理由も北朝鮮と戦争をやっているからで(現在はあくまで休戦中で朝鮮戦争は終わったわけではない)関心が高いのも分かるのだが、、、、
さて、軍事境界線付近は民間のクルマは入っていけない。観光客は、DMZ近辺に作られた施設でクルマを降り、専用の観光バスに乗り換える。この乗り換え所は、いつか朝鮮が統一された時には、離散家族が再会を果たし楽しい時を過ごせるようにと遊園地が作られている。統一を果たせていない今は、この遊園地も動いておらず、楽しいはずのアトラクションもビニール・シートがかぶせられ止まったままである。誰もいない、何も動いてない遊園地を眺めながら、僕は涙が出そうになった(泣)。
北朝鮮は南進のために何本ものトンネルを掘っている。今回、僕らが行ったのはその第三トンネルである。地下400メートルくらいの深さに掘られたトンネルは、一万人の部隊が1時間で韓国側に移動できるように設計されている。そのトンネルは微妙に北朝鮮側に傾けて掘られている。トンネルを掘る途中で地下水が出てくるが、その水が韓国側に流れてトンネル工事がばれないように工夫しているのだ。なかなか緻密な計画なのだが、南に亡命したスパイがゲロって計画が発覚してしまった。韓国側数百メートルのところまでトンネルは掘り進んでいたから、見つからなかったらたいへんなことになっていただろう。北朝鮮にしてみたらさぞや悔しかっただろう。というか、固い岩盤のところにこんなトンネルを掘るのはたいへんな工事だったに違いない。韓国側に気づかれないように掘り進むのだから、通常の工事よりずっと慎重に緻密にやらなければならない。そんなトンネルを何本も掘ってるのだが、その労力を国土開発にかけていれば、北朝鮮もちょっとはマシな国になっていたのにと残念に思った。
北朝鮮に行った時も思ったのだが、北の人々は仕事も早くなかなか優秀なのだが、努力の方向を根本的に間違っている。早く気づいて欲しいと思う。
トンネル見学の後は記念館で朝鮮戦争の歴史の映画を見て、トラさん駅に移動。ここは韓国最北端の駅で、南北統一がなった時には、朝鮮半島からシベリアを抜けてヨーロッパまで鉄道を通す計画を立てていて、その始発駅になる予定の駅である。壮大な計画だが、今の段階では立派な駅が建っているだけで、ソウルまで路線はあるものの、子供たちの修学旅行とかぼくらのような観光客が見に来る以外、役に立っているとは思えない。しかし、DMZ付近の重要施設のせいか、韓国軍の守備隊もついており、観光客と一緒に記念写真を撮ったりしている。
DMZ観光を終えた僕らはイテウォンあたりで買い物して、ホテルに戻り、近所の行きつけのカルビ焼きの店に行き夕食を食べた。買い物疲れした嫁さんと娘はホテルにもどって爆睡した。
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コメント
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投稿: funny ringtones | 2007/05/18 09:55